
今日は、さくらちゃんの卒業インタビューです。
さくらちゃんは、今アルコールを体にいれなくなって、144日目。ここで一旦卒業という区切りを決めたのは、なぜですか?

このチャレンジでお酒と距離を置けたことで、私なりにハッキリ見えてきたことがあったから決断した、という感じですね。
(さかもと)
今日はそのあたりを含めてお話を聞いていきたいと思いますが
まず、チャレンジの最初の頃のことって、覚えていますか?
(さくらちゃん)
もちろんですよ!
1か月もお酒を飲まないなんて絶対無理だから、まずは21日からと思ってスタートしました。
でも、自分から飛び込んだとはいえ、「断酒」っていう言葉の響きのイメージとか、なんかちょっと怖かったです。

(さかもと)
あはは~。そうだったんですね。最初の頃は、結構キツそうでしたよね。
(さくらちゃん)
最初の3か月くらいは、毎日アイスばかり食べて乗り切ってました。

でも、あの一番辛い時期、仲間と支え合える環境って本当に大事だと思います。
私は初月から今まで、ずっと一緒の仲間が一人いたんですが、飲んでいた頃のお酒の悩みも、飲まない辛さ、全部分かり合えたことが心の支えになりました。
断酒がうまくいってるとか、飲んじゃったとか関係なく、孤独ではない環境って、必ずいい方向に向くんだなぁって、感じましたね。
(さかもと)
飲んだ、飲まなかったという結果に一喜一憂するだけじゃなくて、それも含めてみんなで取り組んでいるっていう感じですよね。

チャレンジ参加者さんたちは、それぞれに違った悩みを抱えていて、さくらちゃんの課題は、仕事帰りにお酒を飲んで帰ることが多かったり、お酒を取り巻く人間関係も広いし、そんな中でお酒と食事のペアリングを楽しむスタイルをどうしていくか、というところだったと思うのですが…
(さくらちゃん)
そう! だから、食事の楽しみがなくなるとか、これまでの人間関係をどうしようとか、私にはそういう不安、課題がありました。

試行錯誤でいろいろやってみたけれど、あえていつものお店に行ってノンアルで過ごしてみたり、飲み屋さんではない別のお店に行ったりしたことで、お酒以外の楽しみの幅が広がった、というのはありますね。
(さかもと)
例えば、どんな楽しみですか?
(さくらちゃん)
今、最先端のレストランでは、ノンアルコールビールだけじゃなくノンアルコールのシャンパンとか、モクテルとか、とっても充実しているんですよ。
(※ モクテル:ノンアルコールのカクテル、「似せた」という意味の”Mock”と”Cocktails”を合わせた造語)

日本ではまだまだ主流じゃないけど、これからのスタンダードになるだろうなって、時代の流れも知ることもできました。
(さかもと)
アルコールを体に入れない楽しみ方、あえて飲まないソーバーキュリアスという感じですかね?
(さくらちゃん)
そうですね。
あと、私すっかり甘党に変身しちゃったので、アフタヌーンティーの楽しさも知ったし、紅茶や緑茶の美味しさも初めて知りました。
お酒を飲んでいた時には、全然知らない世界だったから。

(さかもと)
お酒を飲んでいた時と同じような生活スタイルを保ちながらも、新しい世界を広げつつ、上手にお酒と距離が取れた、という感じですかね。
他にはどんな変化がありましたか?
(さくらちゃん)
分かりやすいところで言うと、顔のむくみが取れて「痩せた」「キレイになった」って言われました。体重はそんなに変わってないんですけどね。

あと、たまたまこのチャレンジ期間中に仕事を退職することになったんですが
この先、私ってどうなりたいんだろう、どうありたいんだろうという、これからに向けて大事なことを
お酒を飲まずにちゃんと考えることができたことですね。
お酒を飲むと気持ちがネガティブになることがあったんですが、そういう影響を一切受けることなく、お酒を飲まない日々を積み重ねていくうちに、自分がこれから向かいたい方向が明確になっていったのは確かです。

(さかもと)
今回の卒業は、私はやっぱりさびしくもあるけれど、さくらちゃんが自分の向かいたい方向を見定めて、それに向かって決心できたという意味で、嬉しくも感じています。
私の活躍する場所はあっちにあるんだ!と、さくらちゃん自身でその方向を見つけたのだろうなと思っていますよ。
(さくらちゃん)
ありがとうございます。
お酒とのつきあい方も含めて、私に合ったスタイルで進んでいくって、決めることができました。

(さかもと)
では最後に、これからチャレンジしようと思っている人に向けてメッセージをいただけますか?
(さくらちゃん)
はい。お酒をやめるのって、すごく勇気がいりますよね。
躊躇する気持ち、とってもわかります。
でも、断酒がうまくいく、いかないにこだわらず、チャレンジするだけで、今までの自分では知り得えなかった新しい気づきが絶対あると思います。
ここには、支え合える環境もあります。
ぜひ勇気を出して、一歩踏み出してほしいです!
(さかもと)
さくらちゃん、メッセージありがとう! そして、卒業おめでとう!
でも、いつでも戻ってきていいからね。